複数のデバイス間でEagleライブラリを同期する際、「Nutstore」は実用的な選択肢です。本記事では、NutstoreでEagleライブラリを正しく設定・同期する方法を説明します。

設定手順

事前準備
- Nutstoreデスクトップクライアントがインストールされ、アカウントでログイン済みであることを確認
- Nutstore同期フォルダが正しく設定されていることを確認
ライブラリをNutstore同期フォルダに移動
Eagleライブラリ（通常.libraryで終わるフォルダ）をNutstoreのローカル同期フォルダに移動します
Eagleでライブラリの場所を再指定
- Eagleアプリケーションを開く
- ソフトウェア上部の「ライブラリ」メニューをクリック
- 「ライブラリの切り替え」を選択
- 表示されたウィンドウで、先ほどNutstore同期フォルダに移動したライブラリフォルダを参照
- そのライブラリを選択して読み込み
他のデバイスでの設定
- 同期が必要な他のデバイスにNutstoreクライアントをインストール
- 同じアカウントでNutstoreにログイン
- ライブラリがそのデバイスに完全に同期されるまで待機
- Eagleを開いて同期後のライブラリを読み込み

重要な注意事項

「クラウドブリッジ」機能を無効にする：Nutstoreクライアントの「クラウドブリッジ」機能は必ず無効にしてください。この機能により、データが実際にはローカルデバイスにダウンロードされず、ライブラリが見つからない、データが欠損する、サムネイルが表示されないなどの問題が発生する可能性があります
データの完全性を確保：使用前に、すべてのデバイスで.libraryフォルダが完全にアップロード・ダウンロードされていることを確認し、特にmetadata.jsonファイルが完全で破損していないかチェックしてください
容量節約機能を避ける：「オンデマンドダウンロード」などの容量節約関連機能は有効にしないでください。これらの機能はEagleライブラリの正常な動作に影響を与える可能性があります
同期完了後に使用：同期が完全に完了してから、他のデバイスでEagleを使用してライブラリを開くようにしてください